旧海軍司令部壕
きゅうかいぐんしれいぶごう
沖縄県豊見城市
…2,300名もの遺骨が収集された沖縄戦の戦跡
こちらは鍾乳洞ではなく戦跡。沖縄戦において大日本帝国海軍の司令部として使用された防空壕で、昭和19年(1944年)日本海軍設営隊(山根部隊)によって掘られました。
約3,000名もの軍人が鶴嘴などを用いた手作業で極秘に設営にあたり、実質3カ月ほどの突貫で完成させたものです。全長は450mあり、そのうち300mが復元公開されています。ここには約4000人の兵士が収容されていました。
米軍による集中攻撃を受け、海軍はここに孤立。司令官大田實海軍少将が「沖縄県民斯ク戦ヘリ」の電報を打って数日後、昭和20年(1945年)6月13日午前1時に自決した場としても知られる壕です。
戦闘が終結したその日は毎年「海軍壕慰霊祭」が挙行されています。
戦争の爪痕が色濃いこちらではありますが、壕の周囲はのんびり遊べる公園になっているので、ファミリーでもどうぞ。実は那覇市街地の夜景が見える隠れたナイトスポットでもあります。21時以降は駐車場が使えなくなるのでご注意を。
DATA | |
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住所 | 沖縄県豊見城市字豊見城236 |
TEL | 098-850-4055 |
時間 | 7月~9月 8時半~17時半、 10月~6月 8時半~17時 |
休み | なし |
料金 | 大人440円、子供220円、 (※ゆいレール(モノレール)1日乗車券提示で、大人350円、子供150円) |
特記 |
画像引用: 財団法人沖縄観光コンベンションビューロー様 (http://kaigungou.ocvb.or.jp/)