田谷の洞窟
たやのどうくつ
神奈川県横浜市栄区
…ロウソク片手に暗闇を進むのはスリルあります!
鎌倉からほど近い大船の寺の一角に、なんと洞窟が。洞窟の名は「瑜伽洞(ゆがどう)」。周囲はのどかな田園住宅地とはいえ、しっかり大都会の横浜市内に位置しているのに、思わぬところに洞窟があるものですね。
この洞窟、古くは古代人の横穴式住居として使われたとの説もありますが、鎌倉時代に真言密教の修行のために掘られたもの。人工窟です。江戸時代にかけて迷路のように掘り進められました。
全長は500mほど。洞内に照明設備を設置していないこちらでは、受付で受け取った蝋燭片手に暗闇を進みます。それだけにドキドキ度は高いですが、鍾乳石などはなく、洞内は仏像や壁画などの宗教要素で満ちています。
蝋燭の火を消さないように気をつけながら歩き進んで、要所要所で彫像や壁画を見上げてみれば、いつの間にか密教の世界に引き込まれること受け合い。
とはいえ、ここはあくまでも参拝と信仰の場ですので、騒いだりふざけたりする行為は厳禁です。厳粛な気持ちで訪ねましょう。
DATA | |
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住所 | 神奈川県横浜市栄区田谷町1501 (定泉寺) |
TEL | 045-851-2392 |
時間 | 9時~16時受付 |
休み | なし |
料金 | 大人400円、中高生200円、小学生100円(保護者同伴で) |
特記 |