小平鍾乳洞
おだいらしょうにゅうどう
群馬県みどり市
…あまり明るくないので懐中電灯持参が吉
全長は93mと規模は大きくはありません。そのせいもあるのでしょうか、この鍾乳洞は一度人々の記憶から消えた鍾乳洞なのです。
明治7年(1874年)に発見された小平鍾乳洞は、一度は観光地として入場料を徴収して営業していました。しかし数年後には人口減で閉洞。その存在すらすっかり忘れられてしまいます。
それから100年後の昭和59年(1984年)、鍾乳洞の存在を書いた古文書「岩屋参詣人名記」や「岩穴くどき」なるものが見つかります。それではと現地を調査したところ、古文書のとおりに鍾乳洞があったというわけです。
鍾乳洞内部ではヘリクタイトやボックスワークなどの稀少な鍾乳石を観ることができます。ススも少なく、美麗な状態を保っているのもこちらの洞の特長。洞の出口付近はちょっとしたドーム状になっています。
照明設備はあるもののあまり明るくないので、懐中電灯を持参した方がいいでしょう。
洞の出口の先には「湿生植物園」があります。春はカッコウ草、初夏にはアヤメ、ショウブ、冬はロウバイが見ものです。
DATA | |
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住所 | 群馬県みどり市大間々町小平甲445 |
TEL | 0277-73-2006 |
時間 | 4月~9月 9時~17時、 10月~3月 9時~16時 |
休み | 4月~11月 なし、 12月~3月 火曜(祝日の場合は営業、翌日休業)、 12/28~1/4 |
料金 | 大人310円、小中学生150円 |
特記 |
画像引用:小平の里様 (http://www.odairanosato.com)