三段壁洞窟
さんだんべきどうくつ
和歌山県白浜町
…探検と言うよりB級観光スポットという雰囲気
景勝地として名高い南紀白浜の三段壁。断崖絶壁が海に面して連なり、あちらこちらに洞窟が点在する名勝で、年中多くの観光客で賑わっています。
これは約1,600万年前に海底で堆積した砂岩の地層が隆起し、その大地盤が長い年月をかけてできた断層の割れ目から崩落してできたもの。地球の悠久の歴史をダイナミックに感じさせてくれます。
「三段壁洞窟」は地底36mに位置する巨大な洞窟で、波浪による侵食によって海岸の崖に形成されました。地上にある辯天宗本堂内のエレベーターから地底へ向かい、洞内を観光できるのがなんとも独特です。
平安時代に熊野水軍がここに舟を隠したという伝承があり、洞内には水軍の小屋があります。史料によって再現された番所小屋を眼前にすれば、源平合戦の時代の余韻をきっと感じ取れるはず。
洞内に海波が押し寄せてくるさまを眼前で見られるのは迫力満点。岩盤の下に大きな空洞があり、空洞に海水が入ることによって上に開いた穴から海水が吹き上がる「潮吹岩」は見ものです。ただ、潮の干満や波の状態に左右されるので、勢いよく吹き上がる光景を見られたらかなりラッキーでしょう。
ちょっと入場料の高さが難点かも。
DATA | |
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住所 | 和歌山県白浜町三段2927-52 |
TEL | 0739-42-4495 |
時間 | 8時~16時50分受付 |
休み | なし (※12月中旬に洞内点検のため臨時休館する場合あり) |
料金 | 大人1,300円、小学生650円、幼児無料、 (※障害者手帳持参者は半額) |
特記 |
画像引用: 三段壁洞窟様(http://sandanbeki.com/)