生野銀山
いくのぎんざん
兵庫県朝来市
…鉱山の歴史学習と探検をセットで
平安時代初期の大同2年(807年)に開坑したとされる歴史ある鉱山で、天文11年(1542年)に但馬国守護大名・山名祐豊(やまなすけとよ)により本格的な採掘が始まりました。
江戸時代には月に150貫(約562kg)の銀を産出する日本最大級の銀鉱山となり、以降は銅や錫の産出を増やしていきます。明治中ごろに三菱合資会社に払い下げられ、昭和48年(1973年)に廃坑になるまで採掘は続きました。
坑道の総延長はなんと350kmにも及びます。現在、そのうち約1kmほどを観光用に公開。坑道内の気温は年間を通じて13度で、夏場だと寒く感じるほどです。
坑内作業者ひとりがやっと通れるほどの幅しかない江戸期の狸掘(たぬきぼり)や近代の採掘装置などが、マネキンや実際の機械とともに坑道内で展示されています。ダイナマイトが爆発する音を体験できる「坑道爆破体験装置」のボタンを押す時は、ちょっとドキドキかも?
また、敷地内にはさらに深く生野銀山を知る「生野鉱物館」と江戸期の歴史を学べる「鉱山資料館」、銀の製錬の様子を展示した「吹屋資料館」もありますので見学しておきましょう。
DATA | |
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住所 | 兵庫県朝来市生野町小野33-5 |
TEL | 079-679-2010 |
時間 | 4月~10月 9時~16時50分受付、 11月 9時~16時20分受付、 12月~2月 9時半~15時50分受付、 3月 9時半~16時20分受付 |
休み | 12月~2月の火曜 (※祝日の場合営業、翌日休業)、12/29~1/2 |
料金 | 大人900円、中高生600円、小学生400円、未就学児無料、 (※生野鉱物館は別途100円要) |
特記 |
画像引用:鉱石の道推進協議会様 (http://www.koseki-michi.com/model/ikuno.html) 株式会社シルバー生野様(http://www.ikuno-ginzan.co.jp/)