満奇洞
まきどう
岡山県新見市


…与謝野晶子が詠んだ和歌もチェック!


岡山県北西部、新見市の草間カルスト台地にある全長450mの鍾乳洞。
洞内には発達した地底湖がひろがり、いくつも架けられた橋がさまざまな鍾乳石と共に美麗な景観を演出しています。LEDによる色とりどりのライトアップも相まって、なんとも幽玄で摩訶不思議な雰囲気。映画・TVドラマ「八つ墓村」の撮影で何度もここが使われたというのも納得です。
洞内は涼しく、避暑にもぴったり。やや天井が低い箇所があるので、ヘルメットの貸し出しもしてくれます。
ちなみに満奇洞の名は、元来はここの地名「豊永赤馬(とよながあこうま)の槇(まき)」から「槇の穴」と呼ばれていたものを、「真木」と書いたり、洞内の神秘的な様子をもじった「満奇」と表記するようになったそうです。
ここを昭和4年(1929年)に訪ねた与謝野鉄幹・晶子夫妻が命名したという説も。洞の入口には晶子が詠んだ和歌「満奇の洞 千畳敷の蝋の火の あかりに見たる 顔を忘れじ」が記してあります。
ロウソクの薄暗い灯りに照らされた鉄幹の顔…よほど怖かったのでしょうか(笑)

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住所 | 岡山県新見市豊永赤馬2276-2 |
TEL | 0867-74-3100 |
時間 | 8時半~16時半受付 |
休み | なし |
料金 | 大人1,000円、中学生800円、小学生以下500円 |
特記 |
画像引用:公益社団法人 岡山県観光連盟様 (http://www.okayama-kanko.jp/)