慈眼寺 穴禅定
じげんじ あなぜんじょう
徳島県上勝町
…観光客気分丸出しで行くのはやめましょう
四国八十八箇所の第二十番札所鶴林寺の奥の院である「慈眼寺」。弘法大師ゆかりの寺は八十八箇所だけに及ばず、それ以外の霊場は番外霊場と呼ばれていますが、そのうちの20の寺院を「四国別格二十霊場」といい、慈眼寺はその第三番札所になります。
穴禅定は弘法大使が発見し、中に巣食う竜を封じ込めたという言い伝えが残る修行場の鍾乳洞です。禅定窟(ぜんじょうくつ)、灌頂ガ窟(かんじょうがくつ)とも呼ばれていて、石灰岩の一部が地下水により浸蝕されてできた細長い亀裂型の鐘乳洞。
修行場なので貸してくれる白装束を着ます。脚部分は汚れやすいので汚れても良いパンツを履くか、レインコートのパンツなど撥水素材のものを履く工夫をしましょう。
洞内に照明はありません。蝋燭の灯りだけで先達について進みます。最奥部には祭壇があり、祈願をします。祈願は別途料金が発生するので、必要なければ断っても構いません。
洞の全長は50mほどしかありませんが、とにかく幅が狭く、太った人では通り抜けられません。そのため事前に、穴禅定の最も狭い箇所の幅を再現した二枚の石壁の間に身体をねじ込んで、壁を通り抜けられるかどうかチェックします。
洞内はすれ違いができないため、先客がいる場合は戻ってくるまで最長2時間くらい待つこともあります。体力のない人、お年寄り、子供には不向きです。あくまで修行地なので観光客気分丸出しで行くのはやめましょう。
DATA | |
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住所 | 徳島県上勝町正木 |
TEL | 0885-45-0044 |
時間 | 7時~15時受付 |
休み | 12/1~2月末日、お盆期間、悪天候時 |
料金 | 3人以上で参加の場合1人1,000円、 2人参加の場合1人1,500円、1人参加の場合3,000円 |
特記 |
画像引用:慈眼寺様 (http://www.anazenjo-jigenji.com/html/gallery.html)、柳生ドットコム様 (http://www.yagyu.com/)